雨傘の持ち方による違い

雨傘は持ち方によってカバーできる範囲が異なります。ちょっとした違いかもしれませんが、知っておくと濡れる範囲が変わってきます。例えばシャフトを垂直に立てて傘を高く掲げるような持ち方をハイポジションと言います。上から降ってくる雨を防ぐのだから、当たり前の持ち方のように思えるかもしれませんが、これでは背中が濡れてしまう恐れがあります。

吹き降りと言って、風によって方向が変わるような場合、ハイポジションでは斜めに降っている雨を防ぐことができません。だからシャフトを傾けむけて肩に当てるようなローポジションにすると広い範囲がカバーできます。これは雨に対してシャフトを平行にすることが重要なので、吹いている向きによって変わってきます。ハイポジションでは身体の中心軸とシャフトが遠くなるので、傘の中心とずれてしまいます。

そのため前側は大きくカバーされますが、その分背中側はほとんどカバーされていません。ローポジションにすると身体の中心と雨傘の中心が合うので、前も後ろも均等にカバーされます。このような持ち方の違いによって、ひと回り大きなサイズを使うのと同じ感覚になります。女性の場合、身長から全長の長い雨傘が使いにくい傾向にあります。

そのため、持ち方を工夫してサイズが変わるのであれば、試さない手はありません。持つ時は、なるべく身体の中心にシャフトを近づけて吹いている方向に傘の先が向くようにすることが重要です。

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